和歌山で吟行会

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24~25日は、私が属している俳句結社の「夏の吟行会」で和歌山へ行ってきました。
宿泊は、「和歌山マリーナシティーホテル」。吟行地は、湯浅町と藤白神社です。


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湯浅町
湯浅は、和歌山県有田郡にある町で醤油発祥の地として知られています。
昔は、熊野街道の宿駅として栄えた所で、情緒豊かな古い町並みが残っています。

吟行としての見所は。
・町並み
 江戸時代には、醤油屋が92軒もあったそうで、当時の繁栄が偲ばれます。
 格子戸の立ち並ぶ街並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」となっています。

・角長
 創業は天保12年(1841年)と古く、湯浅を代表する醤油メーカーです。

・甚風呂
 明治前期頃の建築で、個性的なデザインの塀を構えた浴場と、住居部分で構成されていて、経営者の住居だった倉庫付きの主屋には、柱時計やら手回し電話、蓄音機、ミシン等々、句材となりそうな古い品々が置かれています。

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藤白神社
藤白神社は、和歌山県海南市にある神社です。創建年代は不明ですが、景行天皇の代の創建と言うから、相当に古いのは確か。
藤白鈴木氏が代々神職を務め、全国にある鈴木姓の発祥の地とされています。

吟行としての見所は。
・大鳥居
 熊野古道の入口に「熊野一の鳥居」と呼ばれる大鳥居が建てられています。

・楠の巨木

 樹齢千年の大楠です。
古来、「子守の宮」として広く信仰され。この神様から楠・熊・藤などの名前を授かる人が多いそうです。世界的学者となった南方熊楠もその一人です。

・鈴木屋敷

 熊野信仰を広めた神官の藤白鈴木氏が居住した屋敷です。
 鈴木姓の人は、全国に200万人いるそうですが、その鈴木姓の発祥の地とされています。藤白鈴木氏は122代で途絶え、その屋敷も老朽化が激しく解体されていますが、2021年度完成を目指して復元の計画があるそうです。
 
・有馬皇子の歌碑

 有馬皇子は、孝徳天皇の皇子ですが天皇への謀反計画が発覚し、中大兄皇子により処刑された悲劇の人です。
 藤白神社から200メートルほど行った藤白坂の登り口に、有馬皇子の墓碑と皇子が詠まれた歌碑が立っています。
 家にあれば けに盛る飯を草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る


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今回の句会で最高得点だった人の句
        醤油屋の土間知りつくす夏つばめ
流石にお上手な句ですね。夏燕をうまく詠んでいますね。


吟行は難しい。
誰も見ていない事を詠んでもダメ。
皆が詠む事を詠んでもダメ。
皆が「見ているんだけど、見ていない」、ちょっと「人と違った点」を発見して詠むのが、コツなんでしょうが、なかなか難しい。

結局は、駄句しか思い浮かばず、お土産に角長の粉末醤油を買って帰るだけの旅になってしまいました。

この記事へのコメント

2019年05月26日 22:39
こんばんは~
俳句をされているのですか、
吟行なんてすごいですね。

テレビで俳句の事見る事がありますが、
難しのでしょうね。
またいろいろ拝読させてくださいね。
いつもありがとうございます。
2019年05月26日 23:31
俳句始めて随分なりますけど、とんと上達の兆しはありません。しかし俳句をやている仲間といるのが楽しくて続けています。句会の後は皆で飲みながら歓談。やっぱり「楽しくなくちゃ俳句じゃない」と考えている昨今です。
鈴木霞童
2019年05月27日 09:25
お疲れ様でした!
「鈴木」の句を作っていただきありがとうございました。
2019年05月27日 09:34
お疲れ様でした!
「鈴木」さんという姓は、多いのですね。
122代も続いたそうですから、ほとんど天皇家にも匹敵するほどの由緒ある姓ですね。
霞童さんも、何らかの繋がりがあるのでしょう。
また俳句頑張って作りましょうね。
貴君のブログにも立ち寄らせていただきます。
今後ともよろしく!
2019年05月27日 10:45
ステキなご趣味ですね。
吟行なんて憧れます(*^^*)
和歌山は山あり、海あり、、
いい所ですね。本場のお醤油も
おいしいでしょう。
2019年05月27日 10:55
和歌山は、なかなか良い所でした。
海を覗き込むとアジの大群と大きなクロダイが手の届く所を泳いでいました。醤油屋で「振りかける醤油」を土産に買って帰りました。ホテルは夕日が素晴らしい。
俳句の出来は、ともかくとして楽しい1泊旅行でした。
2019年05月28日 00:09
吟行ですか。
その時 その場の場面を 俳句に
なさるのでしょう。
難しそうですね。
夏燕の句 なるほどと思いました。
通りがかりの 消防所のガレージの
中に 燕が巣を作って 自由に出入り
していますが 時々 消防車が出払って
シャッターが下りている時があります。
燕は 入ることが出来ず 前の電線で
ジッと開くのを待っている姿を見ると
凄く愛おしく感じます。
2019年05月28日 05:55
吟行は、何度行っても難しいものだと思います。
何句か詠むことは詠むのですが、なかなか上手く詠めないです。そして何句か作った中のどの句を出すかで悩みます。夏燕は巣を作った所を熟知しているんですよね。春の燕だとそうはいかない。
消防所のガレージの中に巣を作った燕、可哀想ですねえ。中で子燕が腹を空かせているでしょうに。
いつも思いますが、燕というのは毎年同じ場所に巣を作りますけど、場所を覚えているんでしょうねえ。不思議です。
2019年05月28日 17:57
吟行会にも参加され、本格的ですね。
゛皆が「見ているんだけど、見ていない」、ちょっと「人と違った点」を発見して詠むのが、コツなんでしょう”
写真も全く同じですね。ありきたりの概念的なとらえ方をしていてはだめですね。分かっていても脱皮できなくて悩んでいます。
2019年05月28日 19:39
写真のことは、分からないですが、写真の場合も同じなんですか。吟行をして、いろいろ見たはずなのに表面しか見ていない。単なる見たままの報告だったり、上っ面だけ無難に美しい絵葉書みたいな俳句になってしまいます。難しいものですね。