野球の話

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今日は野球の話。
今、海の向こうの米国では、ちょうど大リーグの前半戦を終えたところです。
近年、大リーグでは、投打にわたって日本人選手の進出が続いていますが。

特に、日本人選手の中でも、投手について3年限界説という話が以前から出ていました。
日本のプロ野球から数々の超一流投手が、海を渡りましたが、その多くが、3年程度で故障し、不本意な成績に陥っているのです。

例えば。
野茂英雄
13勝→16勝→14勝→2勝→右肘の遊離軟骨除去手術
松坂大輔
15勝→18勝→4勝→右肘の張りでトミー・ジョン手術
ダルビッシュ有
16勝→13勝→10勝→右肘炎症
田中将大
13勝→右肘靭帯の部分断裂(これは幸いに回復し活躍中)

この他にも和田毅が、2012年右肘靭帯部分断裂、岩隈久志が、2017年に右肩の炎症など、何かというと故障がちで、〝日本人投手はひ弱だ″と見られがちな傾向があります。

日本で大活躍した投手は、必ず1年目から驚異的な奪三振ショーを演じますが、何故か、その殆どが4年ともたず右肘の故障を訴えるケースが多いんです。

原因は、
① 高校時代の投げすぎ、
② 滑るボール、
③ マウンドの硬さ、
④ 中4日のローテーション、
⑤ 移動の多さ、
⑥ 調整方法の違い等・・いろいろと考えられますが。

やはり球種の選択の問題が大きいのではないでしょうか。
日本人投手の特徴として、SFF(スプリット・フィンガー・ファストボール)を多投する事が挙げられます。

SFFとはフォークより浅く挟んで投げ、速い球速で縦に落ちる球ですが、この球を投げると大リーグの選手は、面白いようにクルクルと空振りしてくれます。

何故、大リーグの打者が、SFFを打てないかというと。大リーグの投手がSFFをあまり投げないので慣れていないからだと思われます。

では、何故大リーグの投手が、SFFを投げないかというと。故障しやすいからというのが、その理由なのです。

昔は、大リーグにもSFFを投げる投手はいたらしいのですが。
SFFは、驚異的な魔球とも言うべきもので、これを投げれば確かに勝てます。それまで10勝くらいしか出来なかった投手が、SFFを覚えた年から30勝したような顕著な事例もあったようです。

しかしこのSFFは、右肘に負担が大きく投手生命を極端に縮める事が分かって、大リーグでは危険な球として投手に投げさせず、カットボールやチェンジアップを使うよう指導しているらしいのです。

こういう事実を知ると日本人投手が、奪三振ショーを演じたり、ノーヒット・ノーランを記録したからと言って単純に喜んでばかりは、いられません。

投手の肘の管理を考え直すべき時が来ているのではないでしょうか。
渡米する日本人投手達は、日本で素晴らしい成績を残した日本野球界の至宝なのです。
大活躍を是非期待したいとは思いますが、今後は配球に注意して故障を大きくしない工夫を是非講じて欲しいと思う。


大谷選手については、渡米する前から私は必ず肘を故障するに違いないと思っていましたが、予想以上に早く昨シーズン6月の段階で靭帯を損傷し故障者入りしてしまいました。
その後は、指名打者として活躍したものの、昨シーズンオフにトミー・ジョン手術をし、今シーズンは打者に専念という事になっています。

私は思うのですが、トミー・ジョン手術をして肘にメスを入れたことを考えると、投手としての輝かしい成功は、今後難しいのではないでしょうか。

確かに〝投手大谷″、〝二刀流大谷″、の魅力も捨て難いのですが、今後は打者に専念した方がベターだろうと思います。

米国には、球の速い投手はいくらでもいますし、二刀流は、調整が難しく故障し易いと思うのです。

打者専念、それも指名打者でなく、一塁を守るべし。
そうすれば打席数も増えて、あと15年。かなりの記録も残せるのではないでしょうか。
今後の大活躍を是非、期待したいものです。

この記事へのコメント

2019年07月09日 10:24
こんにちは。

大リーグ、3年限界説。。。
野茂投手は長く活躍しましたよね。
ダルビッシュはもうちょっと活躍してほしいですね。
大谷選手、頑張ってほしいです。
トトパパさんへ/としさん
2019年07月09日 10:52
野茂投手は、その後また復活して長くやりましたが、どうしても3年やると、どこか怪我して低迷しますね。

ダルビッシュも、ひところのような成績に恵まれていませんが、もうちょっと活躍して欲しいです。

大谷君、バッターとしては活躍していますね。
前半戦で。
打率.303、本塁打14,打点38は、立派です。
昨年以上の成績は、間違いないでしょう。
エンゼルスのローテーション投手が、突然亡くなりましたが。
今季、チーム事情から大谷君に投げさせたりしなければいいんですけど。
2019年07月09日 16:50
一度 故障をすると なかなか 元のような活躍は
難しいようですね。
大谷選手 人柄もよく 人気者なので
長く 活躍をしてほしいです。
2019年07月09日 17:11
大谷君、人気者ですよね。
私も大ファンです。
スタイルがいいし、顔も可愛いし、人柄もいいし、構えている姿がいい。
文句なしですね。

是非、末永く活躍して欲しい選手だと思います。
頑張れー!
ともくん
2019年07月10日 10:12
としさんのSFFのお話で、投手の故障についての長年の疑念が解消されたような気がします。一昔前は投手の故障と言えば、肩の故障と報道されることが多く、肘の故障はあまり聞かれなかったと記憶しています。私も野球少年でしたので、クラブ活動で肩を壊す人は少なくなかったのですが、肘を壊した話は皆無でした。プロ野球でも何百勝投手の引退理由の一つが肩の故障ではなかったのでしょうか。SFFの登場が投手の故障の質を変えたと思われますね。魔球とも言われるスプリットボールを投げる際に肘にかかる負担は相当なものでしょうね。ヤンキース田中投手のスプリットの威力は大リーガーも一目置くほどですからね。強打者ぞろいの大リーグで生き残るために、投手寿命を縮めかねないSFFを投げざるを得ないとすれば、悲劇的でもありますね。としさんの言われるように、再発の恐れもある肘の手術がたとえ成功であったとしても、大谷選手の二刀流には危険なにおいが充満しています。日本の至宝が肘の故障で打者生命まで奪われたら、これはもう悲劇ですから。
ともくんへ/としさん
2019年07月10日 11:22
コメントありがとうございます。
確かにねえ、昔の投手は肩の故障が殆どでしたね。
昔は、稲尾なんて1シーズン42勝したりしましたね。
思い出してきました。
金やんなんて、ダブルヘッダーで二試合投げたりしたんじゃないですか。
監督が、指名していないのに、「俺が投げる!」とか言って登板したり。
昔のスポーツ科学は、随分と間違ったこともしていたと思います。
野球選手は、体を冷やしてはいけないという事で、野球部は一切プールで泳がなかった。
そのために、運動神経抜群なのに泳げないという人もいた。
今では、試合が終わると投手も大っぴらに肩を冷やしていますよね。

SFFもそうですが、シュートボールもヒジに悪いらしいですね。
大リーグは、体を痛めそうな球種を避けて、美尿に横に動かすボールでバットの芯を外すようにするのが主流のようですね。
バットの芯を外されると、凡打になりますからね。

日本の選手も体のことを考えて、対策を講じなければいけませんね。
甲子園の高校野球も「球数制限」を採用するのかどうか、判断が難しいですね。
体のためには、球数制限すべきでしょうが、そうすれば強豪校以外は対応できないでしょうし、今までのようなドラマチックな試合は見れなくなりますからね。
これは競技者だけでなく、観客の側の考え方も併せて難しい判断になりそうです。