終戦記念日なので

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ブログは夏休み中ですが。
今日は、終戦記念日なので。
・「昭和史(半藤一利著(平凡社)」を読み直す。
・DVD「太平洋戦争全史」を鑑賞する。
・「昭和天皇実録」を読み、節目の日の天皇の言動を確認する。
・今晩のNHKスペシャル全貌「ニ・ニ六事件」を観る。

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☆戦争に至った原因と反省点☆
・連戦連勝による軍部の慢心・驕慢
・成功体験のみ反芻: 日露戦争の日本海大海戦、大艦巨砲主義
・失敗体験に学ばず: ノモンハン事件、彼我の戦力分析不足
・過剰な精神論: 天皇教の信仰、神風
・テロ事件後の対処ミス: 張作霖爆殺、5・1・5事件、2・2・6事件
・軍部の下克上体質: 関東軍の暴走
・明治憲法の問題: 統帥権の独立
・軍部大臣現役武官制の復活: 軍部の政治への介入
・ポピュリズム首相の優柔不断: ずるずると戦争拡大
・言論の封殺: 議会制民主主義の終焉、大政翼賛会
・軍令部の権限強化: 昭和8年の法改正
・皇族の人事介入: 伏見の宮の9年間の影響力
・軍内部の派閥抗争: (陸軍)統制派×皇道派/ (海軍)条約派×艦隊派
・元気な事を言う者の意見が通る組織: 海軍の人事(米内・山本・井上外し)
・予算獲得・組織防衛が最優先: 海軍あって国家無し
・長期展望無き作戦
・陸軍大学卒・海軍大学卒の過剰なエリート意識
・作戦参謀が、情報参謀や兵站参謀を軽視
・参謀や指揮官のメンツ: インパール、無駄な犠牲
・思想家の影響力: 北一輝、大川周明、徳富蘇峰
・マスコミの扇動: ラジオに対抗し、新聞の販売部数増加策
・国民的熱狂: 集団催眠状態、 有名文化人も戦争礼賛の文章を著す
・人権・人命の軽視: 人命は1銭5厘、戦陣訓、特攻
・情報戦: 暗号解読競争
・情報の隠蔽体質: 大本営発表
・国際情勢分析ミス: 国際連盟脱退、日独伊ソ四国同盟を夢想、
           参戦が近いソ連へ終戦の仲介を依頼
・外交下手。国際法の知識不足: ポツダム宣言後のソ連の侵攻

☆今後の指針☆
・貴重な過去の歴史を学ぶ。
・周囲にアンテナを張り、よく情報を集める。
・マスコミに踊らされない。
・国民的熱狂に陥らない。
・政治的ポピュリズムに惑わされない。
・正しい投票行動をとる。
・学んだ事を後世に伝える。
これらが、膨大な犠牲者の上に生かされている我々の責務なのだろう。

☆昭和天皇実録☆
S03/12/24田中義一総理から張作霖爆死事件の顛末につき聴取された。
S04/06/27田中義一総理の張作霖爆殺事件の対処につき叱責。
     辞職を申し付けられた。
S06/09/11陸軍大臣南次郎に陸軍の厳なる軍紀の粛正を命じられた。
S11/02/26二二六事件が勃発。
     陸軍大臣川島義之に速やかに暴徒を鎮圧するよう命じられた。
S15/09/16近衛文麿総理より三国同盟締結を決定した旨奏上。
     これに懸念を表明された。  
S16/09/06第2回御前会議:「米英に対し戦争準備、併行して日米交渉する、
     交渉のリミットを10/上旬目途とする」
     戦争準備が主、外交が従ではダメ。外交を主、戦争準備を従とせよ。
     会議の終わりに、明治天皇の御製を読み上げられた。
     「よもの海みなはらからと思う世になど波風の立ちさわぐらむ」
S17/06/05軍令部総長永野修身よりミッドウェー空襲につき奏上された。
S17/06/06軍令部総長永野修身よりミッドウェーの戦況につき奏上された。
     特段、戦況が、悲惨な状況との記述は見当たらない。
S19/06/25伏見宮博泰王より「もはや特殊兵器を使うべき」との発言等あり、
     特攻を始める切っ掛けとなる会議となった。           
S20/06/22戦争終結の実現を図るべきと指示あり。
     重臣たちが協議し、ソ連に対する仲介依頼を急ぐ事となった。
S20/08/06侍従武官長より広島に原子爆弾が投下された旨の報告あり。
S20/08/07広島への救援部隊派遣と詳細は調査中との報告あり。
S20/08/08外務大臣東郷茂徳へ、なるべく早期の戦争終結を希望するとお言葉。
     首相へもその旨伝達すべき旨の御沙汰あり。
     ソ連より駐ソ大使佐藤尚武へ対日宣戦布告書を手交し、
     翌9日より戦争状態に入ることを宣言してきた。
S20/08/09閣議にて阿南陸相より長崎に原子爆弾が投下された事を報告。
     詳細は調査中であるが、被害は比較的僅少の見込みと報告している。
S20/08/10ポツダム宣言の受諾の条件。
     あれこれ条件を付けず、国体護持の1点だけでよいと述べられた。
S20/08/14ポツダム宣言を受諾。S20/09/02ポツダム宣言調印、即時発効。


☆戦時下の言葉の統制☆

・ミス・ワカナ→ ×
・ディック・ミネ→ 三根耕一
・藤原鎌足→ 藤原鶏太
・尼リリス→ ×
・プラットフォーム→ 乗車廊
・ビラ→ 電単
・ラグビー→ 闘球
・パーマネント→ 電髪
・ペニシリン→ 碧素
・アメリカンフットボール→ 鎧球(がいきゅう)
・スキー→ 雪艇(せきてい)
・スタルヒン→ 須田博(スダヒロシ)
・ストライク→ よし
・ボール→ だめ

この記事へのコメント

2019年08月16日 09:31
こんにちは。

終戦記念日でしたね。
毎年、陛下のお言葉の後、黙祷しています。
2019年08月16日 13:47
コメント有難うございます。
8月15日は、日本にとって特別な日ですからね。
厳粛な気持ちになりますね。
2019年08月20日 23:22
先日、<戦後約5年半にわたり初代宮内庁長官を務めた田島道治氏が、昭和天皇とのやりとりを記録した手記が19日までに、見つかった。計18冊の手帳やノートに書き込まれた文書>に関するNHK放送がありましたね!?
上記の「昭和天皇実録」の内容と対照して如何でしたでしょうか?
2019年08月21日 15:43
今回公表された田島道治氏の記録をもとに、「昭和天皇実録」の該当箇所をチェックしてみましたが、両者に共通の記述は見当たりませんでした。

「昭和天皇実録」は、宮内庁が、多くの資料に基づき天皇の誕生から崩御までを記録したものですが、例えば「×年×月×日、〇〇に拝謁賜り、〇〇と仰せられた」とか「×年×月×日、△△が拝謁し◇◇と奏上した」とかいう事が、時系列的に細かく記載されているものです。

これに対して、今回の田島氏の記録は、外部には発言されない天皇の心のうちを、お傍にいた田島氏に吐露された内容ですから貴重な資料として、両者を併せ読む必要があると思います。

この中には、憲法改正をやるべきとか、再軍備が必要といった記述もありますが、当時は未だ、警察予備隊しかない中で、ソ連の脅威をヒシヒシと受けていた状態だったでしょうから、現在の国際情勢下で、同じ考えだったかどうかは、短絡的には判断できないかも知れません。

戦争はいけない反省している。基地を置くのはしかたがないが、陸軍海軍の軍閥は絶対ダメという事は、明確に伝わってきますね。

もし一人の政治家としてみれば、「現実主義の穏健保守」といった立ち位置ではないかと思いました。