映画「アルキメデスの大戦」

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封切り初日の朝一番に観に行ってきました。
夏休み中なので、館内は子供連れでいっぱいでしたが、この映画がお目当てはなかったようです。原作がコミックとは言え、この映画は子供向けの映画ではありません。

戦争映画が苦手な人も多いでしょうが、この映画には戦闘シーンは、最初の数分だけ。
あとは、人気の菅田将暉さんが、数学を武器に大活躍する話です。

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解説
コミックを実写化した戦争ドラマです。
戦艦大和の建造計画を食い止めようとする数学者が主人公。
軍部の陰謀に主人公が、数学で戦いを挑みます。

原作:三田紀房
監督:「永遠のゼロ」を手掛けた山崎貴。
出演:菅田将暉、柄本佑、舘ひろし、國村隼、橋爪功、小日向文世、小林克也、田中泯、笑福亭鶴瓶、渡辺美波、

感想
これは、戦争というものを、数学という今までと違った視点から描いた映画です。
数学には国を変える力がある」というセリフが印象的でした。

最初の戦闘シーン等を見ると、CGやVFXを駆使すれば、どんな場面でも作れるんだなあと感心してしまいます。

山本五十六、永野修身、嶋田繁太郎など実在した人物が登場しますが、原作が、コミックなので、彼らの人となりや、意見が現実に沿っているかどうかは、判断できません。

菅田将暉が、猛烈に複雑な数式を黒板にスラスラ、スラスラ書き込むシーンがありますが、まんざらデタラメな計算式でもないようで。
あれは、何の計算式だったのか、菅田将暉はあの計算式を暗記していたのか、ちょっと驚きました。

同じく柄本佑が、戦艦の専門用語と詳細な数値を立て板に水の如く述べたシーンも、よくあれだけ覚えられるものだと役者魂に感心しました。

櫂直少佐(菅田将暉)が、自分に好意を寄せている尾崎鏡子(渡辺美波)に、協力を依頼するシーンは、吉良邸の図面を、恋する棟梁の娘から入手する忠臣蔵のケースに、ちょっと似ている気がしました。

話の中で、国防費が国家予算の40%に達していたこと、陸軍と海軍が予算を奪い合っていたこと、戦艦建造の予算がどんぶり勘定のいい加減だったこと等が描かれており、さもありなんと思いました。
戦時の国防費は、GDP1%という現在の国防費の約8倍という感じでしょうかね。

山本五十六は、既に空母こそが、今後の勝敗を決するものだと言うことを見抜いているが、嶋田繁太郎などは、日露戦争の成功体験を忘れられず、世界をあっと言わせる大戦艦の建造に、あくまでも拘っている。
1934年までは、東郷平八郎なども生きていたわけで、当時の海軍の大勢は、そうだったのかも知れない。

文句なしに面白くて、話にぐいぐい引き込まれていきます。

★★★★☆(星4.3、観て後悔はしないでしょう、お勧めです!)

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